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バインミーを頬張りながらバイクの波を眺めた朝のことが、何年経っても思い出せる。そんな旅の記憶をくれる国がベトナムです。ハノイの路地裏でフォーを食べた、ホイアンの提灯の川を眺めた、ハロン湾の霧の中をクルーズした。旅行好きの間で「また行きたい国」として必ず名前が上がります。
この記事では、ベトナムを初めて旅する人も2回目の人も楽しめるよう、主要観光スポットを写真とともに紹介します。費用の目安とホテル代を抑える方法もまとめました。
- ハノイ・ホーチミン・ハロン湾・ホイアン・ダナン各エリアの見どころ
- ベトナム旅行のベストシーズンと費用の目安
- フォー・バインミー・生春巻きなど絶対食べたいグルメ
- ホテル代を大幅に下げて旅の回数を増やす方法
ベトナム旅行の基本情報
ベストシーズン
ベトナムは南北に細長い国で、地域ごとに気候が異なります。日本から行くなら、エリアによって最適な時期を選ぶのがポイントです。
| エリア | ベストシーズン | 注意 |
|---|---|---|
| ハノイ・北部 | 10月〜4月 | 1〜2月は曇り・霧が多い。ハロン湾クルーズは3〜5月が晴れやすい |
| ホイアン・中部 | 2月〜8月 | 10〜11月は洪水シーズン。ホイアンは毎年浸水する |
| ホーチミン・南部 | 12月〜4月 | 5〜11月は雨季。スコールが多いが午後だけ降ることが多い |
| サパ・山岳部 | 9月〜10月、3月〜5月 | 稲の収穫期(9〜10月)は棚田が黄金色に染まり絶景 |
費用の目安(1人・5泊7日)
| 費用項目 | バックパッカー | 標準 | 快適 |
|---|---|---|---|
| 航空券(往復) | 3〜5万円 | 5〜8万円 | 8〜12万円 |
| ホテル(1泊) | 2,000〜4,000円 | 5,000〜10,000円 | 15,000〜30,000円 |
| 食費(1日) | 500〜1,000円 | 1,500〜3,000円 | 3,000〜6,000円 |
| 観光・移動(1日) | 1,000〜2,000円 | 2,000〜5,000円 | 5,000〜10,000円 |
| 合計(5泊7日) | 7〜10万円 | 12〜20万円 | 25〜40万円 |
ベトナムは食費と移動費が安く、旅のコストを抑えやすい国です。ただしホテル代は都市部・リゾートエリアで意外と高く、ハロン湾クルーズ付きの宿や、ダナン・ホイアンのリゾートホテルは1泊2〜3万円が標準です。このホテル代をどう下げるかが、旅の回数を増やすカギになります。
① ハノイ:ベトナムの歴史が詰まった首都
ハノイは1,000年の歴史を持つベトナムの首都です。ホーチミンが「近代的な南の都市」とすれば、ハノイは「歴史的な北の都市」です。旧市街(オールドクォーター)の36通りには、職種ごとに特化した商店が並ぶ中世からの街区がそのまま残っています。
ハノイの主な観光スポット
- ホアンキエム湖 — 市内中心にある湖。早朝は地元の人が太極拳をしている光景が見られます。湖の中の玉山祠(ゴックソン廟)も必見
- 旧市街(オールドクォーター) — 36通りを歩いて路地裏を探索。土産物・コーヒー・フォーの名店が密集しています
- ホーチミン廟 — ベトナムの英雄ホー・チ・ミンが眠る廟。毎日参拝者が並びます(火・木・金曜は閉廟)
- 文廟(ヴァン・ミエウ) — 11世紀に建てられたベトナム最古の大学。静かで美しい建築が残ります
- タインロイ通り(列車通り) — 建物と建物の隙間をすり抜けるように列車が通る有名なスポット
💡 ハノイ旅行のコツ
旧市街の路地歩きは朝6〜8時が一番おすすめです。地元の人が朝食を食べている時間で、観光客が少なく、路上フォーを100円台で食べられます。昼以降はバイクの往来が多く、道路の横断だけで体力を使います。
② ハロン湾:世界遺産の海に浮かぶ絶景
ハノイから車で約3〜4時間。ハロン湾は「海の桂林」と呼ばれる世界遺産で、約1,600の石灰岩の島々が湾内に浮かんでいます。ベトナム旅行者の半数以上が訪れると言われるほど有名なスポットです。
クルーズの選び方
ハロン湾の楽しみ方はクルーズが中心です。日帰りから2泊3日まで様々なコースがあります。
| プラン | 料金目安 | おすすめの人 |
|---|---|---|
| 日帰りツアー | 5,000〜8,000円 | 時間が限られている人・初訪問 |
| 1泊2日クルーズ | 15,000〜35,000円 | 船上の朝を体験したい人 |
| 2泊3日クルーズ | 30,000〜70,000円 | カヤック・洞窟・漁村まで深く楽しみたい人 |
霧がかかった朝のハロン湾は特別な景色です。この景色を見るなら1泊以上のクルーズをおすすめします。日帰りだと午後に出発して暗くなる前に戻るため、朝の静かな湾を楽しめません。
③ ホイアン:提灯が灯る夜の旧市街
中部ベトナムのホイアンは、16〜17世紀に日本人商人も滞在した貿易港の町です。旧市街はユネスコ世界遺産に登録されており、色とりどりの提灯が吊るされた街並みは、ベトナム旅行の写真として最も多く撮られている光景のひとつです。
ホイアンでやること
- 旧市街の夜歩き — 日が暮れると提灯に灯がともり、川沿いの景色が一変します。川に提灯を流す体験も人気
- ランタンフェスティバル — 毎月旧暦14日。電灯が消えて提灯の光だけになる幻想的な夜
- 日本人橋(来遠橋) — 1590年代に日本人商人が架けたとされる屋根付きの橋。今もホイアンのシンボル
- テーラーで服をオーダー — ホイアンはオーダーメイドの服が有名。24〜48時間で仕立ててもらえます。1着5,000〜15,000円が目安
- アンバン・ビーチ — 旧市街から自転車で20分。観光地化されすぎていない静かなビーチ
📌 ホイアンの注意点
旧市街への入場は有料(大人12万ドン≒約750円)で、チケット制です。旧市街内の施設5か所を回れるチケット込みの値段なので、旧市街に入る日に購入しましょう。10〜11月は洪水シーズンで旧市街が冠水することがあります。旅行前に気象情報の確認を。
④ ホーチミン:活気あふれる南の経済都市
ホーチミン市(旧サイゴン)はベトナム最大の都市で、人口は900万人を超えます。ハノイが歴史と文化の街とすれば、ホーチミンはビジネスとグルメの街です。バイクの数が圧倒的に多く、横断歩道を渡るだけで度胸がつきます。
ホーチミンの主な観光スポット
- ベンタン市場 — 旅行者に最も有名な市場。食料品・衣料品・土産物が集まりますが、値段交渉は必須です
- 統一会堂 — ベトナム戦争終結の舞台となった建物。内部が当時のまま保存されています
- 戦争証跡博物館 — ベトナム戦争の実態を記録した博物館。写真や兵器が展示されており、訪れると感じるものがあります
- 1区のカフェ通り — ベトナムコーヒーの専門店が集まるエリア。独特のカフェ文化をゆっくり体験できます
- クチトンネル — ホーチミン郊外。ベトナム戦争中に使われた地下トンネル網を見学できます。体験コースでは実際に潜れます
⑤ ダナン:ビーチとグルメを両立できる都市
ダナンはハノイとホーチミンの中間に位置する港町で、近年リゾート開発が急速に進んでいます。ホイアンへのアクセス拠点として使われることが多いですが、ダナン単体でも十分楽しめます。ミーケービーチは遠浅で穏やかな波が続き、長さ30kmと非常に広いビーチです。
ダナンでやること
- ミーケービーチ — 透明度の高い遠浅ビーチ。ビーチチェアのレンタルは1脚100〜200円程度
- バーナーヒルズ — 山頂にあるテーマパーク的な観光地。「黄金の橋(ゴールデンブリッジ)」は巨大な手が橋を支えている独特の造形で話題になりました
- マーブルマウンテン — 市内から15分。大理石の山の中に洞窟寺院があり、登ると街と海が見渡せます
- ドラゴンブリッジ — 週末(土・日)の夜9時に炎と水を吹くショーがあります。橋のたもとで地元の人と一緒に観覧できます
⑥ サパ:棚田と少数民族の山岳エリア
ハノイから夜行列車で約8〜9時間。サパはベトナム最高峰のファンシーパン山(3,143m)のふもとに広がる山岳リゾートです。周辺には黒モン族・赤ザオ族などの少数民族が暮らす村が点在しており、棚田のトレッキングと合わせて文化体験ができます。
ベトナムらしい「バイクと熱帯」のイメージとは全く違う、霧がかかった山の景色が広がります。ハノイから少し足を延ばせるなら、絶対に後悔しないエリアです。
⑦ メコンデルタ:水の上で生きる暮らし
ホーチミンから車で2〜3時間。メコン川の河口部に広がるデルタ地帯では、水路が道路代わりになっている独特の暮らしが今も続いています。水上マーケット、ヤシ糖工場、バナナ農園などを小舟で巡る日帰りツアーが人気です。
⑧ ベトナムグルメ:これだけは食べて帰ってほしい
| 料理名 | 特徴 | 値段目安 |
|---|---|---|
| フォー(Pho) | 牛・鶏だしのライスヌードルスープ。ハーブを自分で加えて食べます | 100〜300円 |
| バインミー(Banh mi) | フランスパンにレバーペースト・野菜・ハーブを挟んだサンドイッチ。朝食の定番 | 50〜200円 |
| ゴイクオン(生春巻き) | ライスペーパーに野菜・エビ・春雨を包んだ非揚げ春巻き。甘辛ピーナッツソースで | 100〜300円 |
| ブンボーフエ(Bun bo Hue) | フエ発祥の辛い牛肉麺。フォーより太い麺と辛みのあるスープが特徴 | 150〜350円 |
| ベトナムコーヒー(Ca phe sua da) | 濃い深炒りコーヒーをコンデンスミルクと混ぜてアイスで飲む。甘くて強い味 | 100〜200円 |
ホテル代を下げてベトナムに何度でも行く方法
MWR Life(ムアライフ)は、世界150カ国以上のホテルや航空券、レンタカーを会員価格で予約できるサービスです。Booking.comやExpediaが小売価格に手数料を乗せて販売しているのに対し、MWR Lifeは卸値に近い価格で提供しています。
公式サイトに掲載されている実績では、スペイン・バルセロナのホテルが通常390€のところ138€(65%オフ)、ドバイのホテルが1,600€から600€(63%オフ)になった例があります。ベトナムのような旅行需要が高い地域でも、同様の割引が適用されます。
ベトナム旅行での試算(ホイアン・5泊)
ホテル代で2〜4万円節約できれば、その分で次のベトナム旅行の航空券の足しになります。詳しい仕組みと料金については年間節約シミュレーション記事と料金プラン比較記事で解説しています。
まとめ
ベトナムは、都市・海・山・歴史・グルメとひとつの国でこれだけ多様な体験ができる旅先です。
- ハノイ — 1,000年の歴史が詰まった旧市街と路地裏グルメ
- ハロン湾 — 霧の中に浮かぶ1,600の島々。1泊クルーズが最もおすすめ
- ホイアン — 提灯の旧市街とオーダーメイドの服。夜が特に美しい
- ホーチミン — バイクと活気と歴史が混在する南の経済都市
- ダナン — ビーチとホイアン観光を組み合わせるのに最適な拠点
- サパ — 棚田と少数民族の村。ベトナムの全く違う顔が見えます
- メコンデルタ — 水の上で生きる暮らしを間近で体験
ベトナムはリピーターが多い国です。1回行くと次はどこへ行こうか考えながら帰りの飛行機に乗ることになります。
よくある質問
ベトナム旅行にビザは必要ですか?
日本国籍の場合、2023年8月以降は45日間のビザなし入国が可能になりました(以前は15日間)。観光目的であれば1か月以上の滞在でもビザが不要です。ただし航空券の予約確認と十分な残余有効期間のあるパスポートは必要です。
ベトナムでの移動手段は何が便利ですか?
都市内の移動はGrab(東南アジア版Uber)が最も便利で料金も明確です。流しのタクシーは料金トラブルが多いため、初めての人はGrabを使うことをおすすめします。都市間の移動は国内線が安く(1,000〜4,000円程度)、ハノイとホーチミン間は飛行機が主流です。
ベトナムの治安はどうですか?
観光地の治安は全体的に良好です。ただしバイクによるひったくりは観光地で報告されています。路上でスマホを操作するとき、カバンを外側に持つときは注意が必要です。人が密集する市場やバスターミナルではスリにも気をつけてください。

